賃貸マンション退去時の注意

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賃貸マンションを退去する際は、管理会社が現状回復をしなければなりません。
住む前の状態に戻して次の人を受け入れることができる部屋にするのです。
原状回復にはもちろん費用がかかりますが、管理会社は最初に「敷金」として受け取っている金額を利用することになります。
退去の際は契約時よりもトラブルが起こりやすく、特に現状回復に関してはシビアに考えられています。
ここでは、賃貸マンションを退去する際のトラブルの種類から注意すべき点についてまとめます。

 

★退去時のトラブルについて

一番多いのが敷金の返還です。
入居時に敷金を15万円支払い、10万円を修繕費に利用したのであれば、5万円は返還されるべきです。
退去をする際は立ち合いのもと、部屋の損傷やキズを一緒にチェックします。
おおよそどれくらいの費用がかかるのかをそこで教えてもらい、敷金の残りを返還してもらう流れになります。
しかし、敷金の返還どころか、それを超えた額を請求されることがあります。
退去時の立ち合いの時には、敷金の返還や追加の請求があるかどうかを必ず確認してください。
まだわかりません、と回答する人もいるでしょうが、相手もプロです。
ある程度は把握できるはずなので、「しっかりしている」と思わせることも重要なポイントです。

 

★退去時のトラブルを相談するなら

不動産屋や管理会社は、退去時のトラブルに慣れています。
敷金を返還しなくても文句を言わない人が多いことや、追加請求をして払ってくれる人がいることなどを経験として知っています。
悪い方に利用してくる悪徳業者も少なくありません。
納得がいかないトラブルが発生した場合は、国民生活センターに相談をしてみてください。
過去のトラブル事例から対応するベストな方法を教えてくれます。
ただし、自分勝手な依頼が無いわけではありません。
敷金が10万円であり、3年間住んでいる場合は、まず返還は無いでしょう。
納得がいかない場合はしょうがありませんが、自らトラブルを引き起こさないような割り切りも時には必要となります。

 

★退去時にトラブルにならない準備

退去をする際ではなく、入居する際に退去時の請求については確認をしておくといいでしょう。
また引っ越しをする前に部屋のキズが前からあったものなのか、エアコンのクリーニング状態はどうなのか、など写真に残しておくとトラブルを防ぐことができます。

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